高配当株メンテナンスにおけるIRバンクの使い方

こんにちは、かじもり(@kaji_mori)です。

 

 

今回は、IRバンクを使った財務状況の推移を確認していきたいと思います。

前回、前々回と銘柄抽出、最新の財務状況から銘柄を選定する方法を紹介させてもらいました。

 

 

まずは銘柄抽出です。

ここでは高配当株の基準としている配当利回り3.75%(税引き後3%)の絞り込み、更には業種を絞り込んで対象となる銘柄をスクリーニングする方法になります。

詳しい方法については、「楽天証券iSPEEDを使った銘柄スクリーニングの方法」を参考にしてみて下さい。

 

次に最新の財務状況から、銘柄の選定を行っていきます。

ここでは、iSPEEDを使ってスクリーニングした銘柄を一覧で確認しながら選定する方法になっています。

詳しい方法については、「Yahoo!ファイナンスのポートフォリオを使った銘柄選定」を参考にしてみて下さい。

   

  

この段階で、良さそうな銘柄が選定できていると思います。

IRバンクでは、各銘柄毎に財務状況の推移を確認していきます。

 

ポイントは、増加傾向がいい項目、現状維持がいい項目、減少傾向がいい項目のチェックとなります。

 

前回までの短期の状況だけではなく、過去からの推移で今後安心できるかを確認していきましょう。

 

それでは、例題を見ながら書いていきたいと思います。

 

 

IRバンクの使い方

IRバンクにアクセスして下さい。

そして、左上にある証券コード、社名欄に目的銘柄の証券コードを入力し検索します。

 

入力した画面が以下となり『決算』を押して下さい。

 

すると以下のように過去からの業績推移が見られますので、この推移を見ながら購入の可否を判断していきます。

  

  

それでは、今回は、連続増配銘柄で有名な花王の状況を例に、私が見ているポイントを解説していこうと思います。

 

 

IRバンクチェック項目

まずは、決算から確認できる項目を見ていきましょう。

会社業績です。

 

売上高

継続的な右肩上がりを確認したい項目

上下を繰り返しているが2008年から見ると2020年は上昇しています。

 

営業利益

継続的な右肩上がりを確認したい項目

2020年12月がコロナの影響でマイナス予想であるが、上昇傾向ですね。

 

EPS(一株あたりの利益)

継続的な右肩上がりを確認したい項目

一株でどれだけ利益を出せているかがEPSで、コロナ禍前まで増加しています。

 

ROE(自己資本利益率)

右肩上がりが理想だが、維持を確認したい項目

自己資本でどれだけ稼げているかの指標でほぼ、8%で以上になっています。

 

営業利益率

右肩上がりが理想だが、維持を確認したい項目

2015年から10%以上を確保しており、更には増加傾向です。

 

売上原価率

減少傾向を確認したい項目

2016年と2017年を経過して2018年に12ポイント上昇しているが、2019年に若干下げることができている。

 

販管費率

減少傾向を確認したい項目

減少傾向で推移しているのが確認できます。

 

 

次に財務状況です。

 

自己資本比率

40%以上で、維持から微増を確認したい項目

2010年から50%以上を継続している。

 

利益剰余金

継続的な右肩上がりを確認したい項目

ほぼ、右肩上がりで利益剰余金を増やしています。

 

短期借入金

減少傾向を確認したい項目、理想は無借金経営

2016年と2017年を経過して大きく借金を増やしているが2019年で減少させている。

 

長期借入金

減少傾向を確認したい項目、理想は無借金経営

ここ数年借金を増やしている。

 

 

続いてキャッシュフローの推移についてになります。

営業活動によるキャッシュフロー

営業活動でどれだけ現金を入手することができたのか

プラスマイナスの変動はあるが安定して現金を入手できているか

 

投資活動によるキャッシュフロー

営業活動で入手した現金を投資に回せているか(理想は資金投入)

営業活動の現金を投資活動では、資金投入できている。

 

財務活動によるキャッシュフロー

営業活動で入手した現金で借金を返済できているか(理想は返済還元)

営業活動の現金で借金返済できている。

 

フリーキャッシュ・フロー

営業活動の現金、投資活動の現金、財務活動の現金を合わせた現金

花王は、毎年営業活動で入手した現金で次の投資を行いつつ借金も返済し、手元にフリーキャッシュ・フローが残っている状態である。

 

 

続いて配当推移を見ていきます。

一株配当

金額が現状維持か増配している銘柄を選びたい。増減している銘柄は減配に注意

連続増配銘柄のことだけあり、とてもきれいな右肩上がりです。

 

配当性向

企業の利益に対してどれだけ配当金に充てているか(30~50%程度)

2013年あたりまで利益の半分を配当金に回っていたが、2014年移行は、増配しているにもかかわらず割合変わっていません。

これは、その分利益も上げていることとなります。

 

 

次は、下にスクロールし財務状況を押して下さい。

最後に流動比率を見ていきましょう。

 

 

流動比率

財務状況に進んだら下の方にスクロールし以下の貸借対照表のグラフを確認します。

流動資産と流動負債の差を確認する。

流動資産に対し流動負債の方が多いと、返済するためのお金が用意できず黒字倒産のリスクがある

上の左側赤色の棒グラフが流動資産

上の右側紫色の棒グラフが流動負債

この流動資産と流動負債の棒グラフ長さを比較し流動資産の方が長いことが大事であり、花王は流動資産の方が多くなっています。

 

もし、急な借金返済が発生しても、現状の流動資産で返済することができるため安心できる状態です。

また緑の固定負債(長期借入金等)も流動資産で対応できそうな状態でしたのでとても良い傾向です。

 

 

IRバンク後の流れ

企業ホームページで株主還元方針を確認する

IRバンクの確認で良いと思った企業のホームページから株主還元方針を確認します。

 

ここで確認することは、企業が株主への配当金をどう考えているかについてです。

 

例えば、

配当金は増配していきます。

 

配当金は、現状を維持していきます。

 

配当金は、配当性向40%を目標にします。

 

等が書かれていたりします。

 

配当性向40%を目標にするとなると

企業の業績が伸びて利益が上がればその分配当は増やします。

でも、利益が減れば配当金も配当性向が40%になるように減らさせてもらいます。

ともとらえることができるので、減配の可能性があることになります。

 

かじもり

高配当株投資は安定的に目的の利回りを確保したいので、増配銘柄もしくは現状維持銘柄をメインに買っていきたいところです。

 

 

四季報を使って第三者のコメントや予想を確認する

最新の四季報で第三者(プロ)のこれからの状況予想や業績予想を参考にします。

また、四季報が特集している指標も確認してみるのもいいかと思います。

 

  

高配当株メンテナンスにおけるIRバンクの使い方まとめ

  • IRバンクにアクセスし、検索したい銘柄の証券コードを入力する
  • 決算にアクセス
  • 会社業績推移の確認
  • 財務状況推移の確認
  • キャッシュ・フローの推移確認
  • 配当推移の確認
  • 財務状況にアクセス
  • 貸借対照表の棒グラフから流動比率の確認

 

私の場合は、数字一つ一つを見ていくという感じではなく、棒グラフの部分や左側の%の増減などを眺めていく感じです。

 

そして気になる部分や悩む部分が出てきた時には、既に保有している同業種の企業と比較したりして、気になったところが解消すれば次に進んでいくようにしています。

 

 

最後に今回のIRバンクを使った推移の確認についても、スマホを使って確認ができますので、隙間時間を活用しながら購入銘柄の検討を行って頂ければと思います。

 

 

今回の記事は以上になります。

良ければ参考にしてみて下さい。

 

それでは、かじもりでした。

 

 

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